2010年11月13日土曜日

市の宅地分譲フェアに地元も協力 「良いところです」とPR

 福知山市戸田で8日、市が造成した宅地の分譲フェアが始まった。市と民間の住宅会社約20社、金融機関数社がブースを構え、地元の人たちも農産物販売や模擬店、道案内役などをして盛り上げている。9日まで。

 宅地は由良川改修事業に伴う戸田地区の集落移転先用地として造成し、移転が落ち着いた08年11月から一般向けに販売している。しかし、分譲条件が厳しいことなどで売れず、4月から条件緩和と価格引き下げをして2区画の申し込みがあった。市はフェアで残る20区画のPRをして、売却促進を目指している。
 
 フェアの実施を打診された地元も協力に立ち上がった。戸田を中心にした農事組合法人「遷喬ふぁーむ」が地場産の農産物を並べ、戸田女性部はうどんやフライドポテトなどの模擬店を構える。地元の人が道案内役を務め、自然の中に新しい住宅が並ぶ一帯を見て楽しんでほしいと励んでいる。
 
 杉山元明副自治会長は「新しい人に入ってきてもらい地区が元気になればうれしい。フェアでは我々もできることはやりたい。戸田の良いところを見てもらえたら」と話していた。
 
 9日は午前10時から午後4時まで。フリーマーケットがあるほか、午後3時までミニ新幹線の乗車会をする。農産物販売は午前10時、模擬店は午前11時から。完成住宅「アトリエのあるお家」でのバッグ?インテリア小物展示販売などもある。
 
 場所は旧中丹広域農道沿い。駐車場は190台分準備している。

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